眼内コンタクトレンズ=ICL(Implantable Contact Lens)は、小さなソフトレンズを眼内に入れることで近視、乱視を治療する眼内コンタクトレンズです。
生体適合性が優れており数十年間の長期間にわたって透明な状態を維持できます。その歴史は意外に古く、同じく近視、乱視を治療するレーシック(LASIK:laser in situ keratomileusis)が最初に報告された1990年より以前の1980年代に開発が行われました。1997年にヨーロッパで、2005年にはアメリカで認可を受けて、日本では2010年に厚生労働省で認可されました。
メリットは、術後の結果に不満や合併症があれば、レンズを取り出し元の状態に戻すことができること、幅広い度数に対応できることです。レーシックでは、近視度数が強い場合は術後誤差が大きくなり、近視が再発したり、ドライアイの原因になったりすることがありました。ICLは度数が強くても軽くても、一枚のレンズを目に入れる同じ手術方法のため、難易度に差が生じることはありません。
院長はICL手術の経験が豊富で、日本にわずかしかいないICLのインストラクターに認定されていますので、安心して手術を受けていただけます。
ICLの詳しい説明が、ICL研究会のホームページに掲載されております。当院も会員であり、わかりやすくまとまっております。ぜひご参照ください。
ICL手術は、健康保険の適用外のため、保険外診療になります。